- 曲がり道の向こうに
広い空間の中に直線に伸びる道も好きですが、カーブを曲がると
景色が一変する楽しさ、どきどきする瞬間も好きです。
カーブにさしかかるとカメラを構え、川に出会えるか?山に出
会えるか?それとも、感動に出会わないのか?
この感じを私は表現しています。
- 大きく蛇行した河は悠久の流れ
- 地味にするのも一回、派手にするのも一回
- ひらめきが欲しい
- 既成概念との戦い
木の葉は緑色でなくてもいいんだ
空は空色でなくてもいいんだ
雰囲気がより出るのだったら色を変えてもいいんだ
想いがより出るのだったら色を変えてもいいんだ
- 風の色はどうやって決める
風の色は、と思った瞬間にひらめく色を選びます。
ひらめかない時は、普段使わない色をえらびます。
あとは、画面に色を入れてみて考えます。
- 感じたら前頭葉がシャッターを切る
カメラを信じてはいけない
自分の目を信じてシャッターを切る
- 気がつけばジーッと見ている
ただ見ている時が時々あります。
子供の頃、近くの山に登っては遠くを眺めていたり、
建築現場で大工さんの作業を見ていたり、川の流れをジーッと見ていた記憶があります。
見ること、聞くことから始まった気がします。
- 振り返って見ると景色が変わる
前の景色ばかり見て歩いているとき、立ち止まって振り返ります。
景色は一変します。同じ道を歩いても二つの景色を見ました。
- 大きな樹にふれる
大きな樹に触れるとき、なぜかどきどきします。
大きな枝に包まれる恐れなのか、触れたときの樹皮の感触を恐れるのか、
勇気を持って触れた後に来る安堵感とやさしく包まれた感じが、
忘れられず大きな樹を見るとそばに近寄りそっと触れます。
- 唐松の新芽に触れる
- 佇み、そしてぐるりと回る
何かを感じる景色に出会ったときは、佇み、そしてぐるりと回ります。
