清司の覚書2

  • 離れて眺める近くで触れる。もう一度離れて眺める。

花を描くときには、離れて全体の雰囲気を感じます。次に手を触れ感触を感じます。もう一度離れて全体を見ます。花の気持ちが伝わるような気がします。

  • 木の葉がそよぐ、風が見える
  • 雲や風そして光が演出する風景
  • 高い山はより高く、広い平野はより広く
  • 心を研ぎ澄まし感じよう
  • 時間を決めるより、場所を決める
  • 印象を忘れないように

ほほに当る風の強さを忘れるな。光の強さを忘れるな。高さを、広さを大きさを、何よりも、感動した心を忘れないようにします。

  • 私の風景の中には鳥も動物もいる
  • 影を探してみよう

日陰を探すように、雲の陰・木の陰・家の影・人の影・草の陰・山の陰を探しましょう。光の強さが分かります。

観光バスの目の高さ

観光バスの座席の位置は好きな目の高さです。

  • 落ち葉を踏みしめる音を聞きながら

木枯らしが吹いた後、落ち葉の吹き溜まりを探しながら歩きます。踏み締めた時のあの音がたまらなく好きです。

  • 色を変える・筆を変える・スピードを変える

どうしても、雰囲気が出ないときがあります。そんな時はあれこれ考えないで、色を変える、筆を変える、筆のスピードを変えます。そうすると、雰囲気が出るものです。何かに行き詰った時は違ったこと、物を足すことで変わるかもしれません。

  • 夕日を楽しむ

旅に出たときは、少し早めに宿に入り近くを散策しながら夕日を楽しみます。色の組み合わせ、コントラスト、光の流れ、影絵のような世界を楽しみます。

  • 現実の色に捉われないで

これが難しい、どうしても目に映る色にこだわってしまう。これを克服するため、私は、海外スケッチに出かけることにしました。それぞれの国により、その国の雰囲気を出すのに色を変えないと感じがでません。黄色、赤、オレンジ、などが使えるようになりました。

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